こんにちは。私は医療系国家資格である理学療法士として。また、WEBデザイナー、マーケターとして活動しています。
デスクワークが多い現代では、肩こりや腰痛などの問題が増えています。
エルゴノミクス(人間工学に基づく設計)家具とアクセサリーは、これらの問題を解決し、快適で効率的な作業環境を提供します。しかし、製品選びは種類の多さと価格帯の違いから難しいものです。
この記事では、椅子からマウスまで、デスクワークに必要なアイテムの選び方とおすすめ商品を紹介します。
こんな方におススメ
- 長時間のデスクワークによる身体的な不調や疲労を改善したい人
- デスクワークの快適性と生産性を高めたいと考えている人
- エルゴノミクス家具やアクセサリーの選び方に迷っている人
- 自分の予算に合ったエルゴノミクス製品を探している人
- 在宅ワークやリモートワークを行う人で、自宅のデスクワーク環境を整えたい人
エルゴノミクスの基礎知識
エルゴノミクスの定義と目的
エルゴノミクスとは、人間工学とも呼ばれる学問分野で、人間の身体的・精神的特性を考慮し、作業環境や道具を最適化することを目的としています。エルゴノミクスの主な目的は、作業者の健康と快適性を維持しながら、作業効率と生産性を向上させることです。
デスクワークにおいては、長時間の座位姿勢や反復的な動作が、腰痛や肩こり、手首の痛みなどの健康問題を引き起こす可能性があります。エルゴノミクスは、これらの問題を予防し、作業者の快適性を高めるための指針を提供します。
健康と生産性向上におけるエルゴノミクスの役割
エルゴノミクスは、作業者の身体的ストレスと疲労を軽減し、長期的な健康問題を防ぎます。適切な姿勢は筋肉や関節の負担を減らします。
快適な環境は集中力と効率を高め、ミスを減らし、生産性と仕事の質を改善します。エルゴノミクスは、健康と快適性を保ちながら、生産性と効率を高める役割を果たします。
エルゴノミクス家具の選び方のポイント
調整可能
エルゴノミクス家具を選ぶ際には、使用者の体格や好みに合わせて調整できる機能が重要です。
椅子の座面の高さや角度、アームレストの位置、デスクの高さなどを調整できる製品を選ぶことで、個々のユーザーに最適な設定が可能になります。
適切なサポート
椅子選びでは、腰椎のカーブに合わせた適切なランバーサポートを提供し、背中全体を支えるものを選ぶことが大切です。また、アームレストは肘を自然な位置で支え、肩の緊張を和らげるものが理想的です。
これらの適切なサポートにより、長時間の着座でも快適性を維持できます。
素材と通気性
エルゴノミクス家具の素材選びでは、長時間座っていても蒸れにくく、快適な素材を選ぶことが重要です。メッシュ素材や通気性の良い布地を使用した椅子は、汗をかきにくく、快適に過ごせます。
素材の選択は、快適性と耐久性のバランスを考慮する必要があります。
安定性と耐久性
エルゴノミクス家具は、安定した構造で、長期的な使用に耐えられるものを選ぶことが賢明です。ガタつきやぐらつきのない、しっかりとした作りの製品は、安全性と耐久性に優れています。
長期的な使用を考えると、品質の高い製品を選ぶことが重要です。
価格と品質のバランスの取り方
予算の設定
エルゴノミクス家具は、一般的なオフィス家具よりも高価な場合が多いですが、長期的な健康と生産性を考えると、投資する価値があります。
まずは、エルゴノミクス家具に割くことのできる予算を設定し、その予算内で最も品質の高い製品を選ぶことを心がけましょう。
優先順位の決定
予算が限られている場合は、椅子、デスク、アクセサリーの中で、最も重要だと思うものから優先的に投資することをおすすめします。
多くの場合、椅子が最も重要なエルゴノミクス家具だと考えられています。椅子は、体に直接触れ、姿勢をサポートする役割を担っているため、優先的に投資すべきアイテムです。
試してから購入
可能であれば、実際に家具を試してから購入することが理想的です。多くのオフィス家具販売店では、試座や試用が可能です。実際に座ってみて、自分の体に合った製品を選ぶことが大切です。
家具は長期的に使用するものなので、実際の使用感を確かめてから決めることをおすすめします。
長期的な視点
エルゴノミクス家具選びでは、一時的な出費を惜しんで安価な製品を選ぶよりも、長期的に使用できる高品質な製品を選ぶことが賢明です。健康と生産性への投資は、長期的なリターンにつながります。
長期的な視点を持ち、品質と耐久性に優れた製品を選ぶことが、結果的にはコストパフォーマンスの高い選択につながるでしょう。
以上の点を考慮しながら、自分の体格や作業スタイルに合ったエルゴノミクス家具を選ぶことが、快適で生産性の高いデスクワーク環境づくりに役立ちます。
おすすめのエルゴノミクスアイテム
エルゴノミクス家具は、主に椅子、デスク、アクセサリーの3つのカテゴリに分けられます。
それぞれのカテゴリには、特徴があり、適切に選ぶことで、快適で健康的なデスクワーク環境を作ることができます。
チェア
エルゴノミクスチェアは、デスクワークにおいて最も重要な家具の一つです。長時間の着座でも疲れにくく、姿勢を適切にサポートすることを目的に設計されています。
おすすめチェア:ハーマンミラーAeron Chair(アーロンチェア)シリーズ AER1B23DW
高度な調整機能と優れたサポート性能を備えた、エルゴノミクスチェアの定番モデルです。
特徴
- 個々のユーザーに合わせて、シート高さ、奥行き、アームレストなどを細かく調整可能
- 背もたれのメッシュ素材は通気性に優れ、長時間の着座でも蒸れにくく快適
- 12年間の長期保証が付いているため、長期的な使用に安心
おすすめチェア:オカムラ Sylphy(シルフィー)シリーズ C68AXS-FMP1
シンプルでスタイリッシュなデザインながら、充実した調整機能を備えたエルゴノミクスチェアです。
特徴
- シート高さ、奥行き、アームレストの高さと角度を調整可能
- 背もたれはランバーサポートとリクライニング機能を備え、腰への負担を軽減
- メッシュ素材とクッション材のコンビネーションで、通気性と快適性を両立
おすすめチェア:CG-M(シージーエム)シリーズ CG11WR-FZK1(低価格帯)
リーズナブルな価格ながら、基本的なエルゴノミクス機能を備えたチェアです。
特徴
- 背もたれによりかかると背が後方に倒れる背ロッキング機能
- メッシュ素材の背もたれは通気性が良く、長時間の着座でも蒸れにくい
- 静音性に優れたキャスターを採用し、フローリングでの使用にも適している
デスク
エルゴノミクスデスクは、適切な高さと作業スペースを提供し、快適な作業姿勢を促進します。
おすすめデスク:Swift(スイフト)シリーズ 3S20LH-MBJ2(高価格帯)
ボタン一つで高さを調整できる電動式のスタンディングデスクで、快適な作業姿勢を保てます。
特徴
- メモリー機能を備え、自分の理想的な高さを記憶可能
- 広い作業スペースを確保しつつ、ケーブルマネジメント機能で配線をスッキリと整理
- デスクのエッジは丸みを帯びており、腕や手首への負担を軽減
おすすめデスク:SAチルトデスクシリーズ BHD-1200SAC (中価格帯)
手動式の昇降機能を備えたスタンディングデスクで、シンプルな操作性と安定性を兼ね備えています。
特徴
- クランクを回すことで、高さを調整可能
- しっかりとした構造で安定性が高く、複数のモニターを置いても十分なスペースがある
- ケーブルマネジメント用の穴を備え、配線を整理しやすい
おすすめデスク:昇降式PCデスクシリーズ BHD-1200M-WD(低価格帯)
手頃な価格で高品質な昇降式デスクを求める人に最適な、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
特徴
- 手動式の無段階昇降機能で、座位から立位まで自由に高さ調整が可能
- 高品質な木目調の天板は、耐久性と美しさを兼ね備え、オフィスや家庭どちらにも馴染む
- キャスター付きで移動が簡単、レイアウト変更にも柔軟に対応できる
モニターアーム、キーボード、マウスのおすすめ
エルゴノミクスアクセサリーは、デスクワークにおける快適性と効率性を高めるために使用します。
おすすめモニターアーム:ハーマンミラー Ollin(オーリン)シリーズ MM-OLN
おすすめする理由:高度な調整機能と優れた操作性を備えた、ハイエンドのモニターアームです。
特徴
- 上下、前後、左右、ピボット、ローテーションなど、多彩な調整機能を搭載
- 最大積載重量は19kgと、大型のモニターにも対応
- アルミニウム製のアームで、耐久性と見た目の美しさを兼ね備える
おすすめモニターアーム:ハーマンミラー Flo(フロー)シリーズ MM-DYN
柔軟性の高い設計と使いやすさが特徴の、エルゴノミクスモニターアームです。
特徴
- スムーズな動きと直感的な操作性を実現
- ケーブルマネジメント機能を内蔵し、すっきりとしたデスク環境を保てる
- スムーズな動きと直感的な操作性で、モニターの位置調整が快適
おすすめキーボード:ロジクール ERGO K860 ワイヤレス エルゴノミクスキーボード
人間工学に基づいた設計で、手首と肩の負担を軽減するエルゴノミクスキーボードです。
特徴
- 手首や肩の自然な位置を保つ分割型のデザイン
- 手首を支えるクッションとパームレストが付属
- ワイヤレス接続で、デスク上をスッキリと保てる
おすすめマウス:ロジクール MX MASTER 3S ワイヤレス マウス
高度なカスタマイズ機能と快適な操作性を備えた、エルゴノミクスデザインのワイヤレスマウスです。
特徴
- 手の自然な形状に合わせたデザインで、長時間の使用でも疲れにくい
- 高精度のセンサーと電磁ホイールを搭載し、スムーズで正確なトラッキングが可能
- ボタンとジェスチャーのカスタマイズにより、作業効率の向上が期待できる
まとめ
エルゴノミクス家具とアクセサリーを選ぶ際には、快適性、調整機能、素材、サポート性能などを考慮することが重要です。
これらのエルゴノミクス家具とアクセサリーを適切に選び、組み合わせることで、デスクワークにおける快適性と生産性を高めることができます。個々のニーズや予算に合わせて、優先順位を決めて導入していくことをおすすめします。